フレンチパラドックス
2012.02.09
カテゴリ:ブログ
フレンチパラドックス
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ワインは体にいいという通説の根拠となっているものです。
フランス人が高脂肪な食生活を送っているにもかかわらず、生活習慣病になりにくいという「フレンチパラドックス」。
その理由は、フランス人がワインをたくさん飲むからであるといわれた時期がありました。
この「フレンチパラドックス」から、ワインは健康に良いという都市伝説?が生まれたといわれています。
しかし、この「フレンチパラドックス」は学問的には否定されています。
また、別の研究では、主にワインを飲むか飲まないか比べると、ワインを飲まない人は死亡率が高いという結果が得られているものの、ワインを飲まないグループは、より高齢、男性の比率、健康に問題を抱える人の割合、喫煙率が有意に高く、社会経済的な地位も低く、運動もしないという傾向があり、それらの影響を統計学的に調整すると、死亡率に差がないこともわかってきました。
一見、正しいように見えることも、客観的分析を行えば必ずしも真実ではないということがたくさんあるようです。
日常生活での思い込みもこの類かも知れませんね。