対人緊張の啓発本
対人緊張の啓発本
Tag: 啓発本
患者さんへの推薦図書選び
最近、対人緊張の啓発的な一般向け書物を研究(?)しています。
人間、活字になったものを真実であると信じる傾向があります。
また、人(医師を含む)に言われたことよりも、本など活字で記されたものの方をより信じる傾向もあるようです。
さらに、私たちもそうですが、専門分野以外のことについては、その本の記載が最新の知見なのか、広く合意のなされてるものであるのか等々、区別できません。
出版年度の新しいものでも、内容が古いものや、過去の出版物を多少焼きなおして書かれたものなど、専門家から見ると「これはチョット酷くない?」という本もあります。
患者さんが、そのようなことに惑わされないよう推薦図書をリストアップしようと思い立ちました。
まずは、対人緊張の本から始めたのですが、玉石混交?
実際に患者さんが読んで役に立つと思われる本から、解説でしかなく、知識は得られるけど、それ以上ではない本まで、色々な本が出版されているみたいです。
中には、魔術的治療法を紹介し、「こんなに多くの人が治っています」というだけの本もありました。
医療機関を選ぶのも難しいのですが、啓発本を選ぶもの難しい!
1つの推薦図書を選ぶのは、問題がありそうです。
結局は、常識的評価力を研き、遠慮せず専門家に助言を求めることが重要ということでしょうか…