つぶやき一行/2021-07-09
孤独感は認知症への誘い(いざない)
中年期に孤独感を感じている人は、そうでない人に比べてアルツハイマー型認知症になるリスクが2倍ほど高いとか。ボストン大学(米国)の研究ですが、孤独感を感じなくて済むようなことをすることで、アルツハイマー型認知症になるリスクを低くすることができる(?)とのこと。
3,000人近くを約24年ほど観察した研究です。結果は、
- 「持続的な孤独」を感じている人の認知症発症リスクは「孤独を感じていない」人の認知症発症リスクの約1.9倍も高い
- 「一時的に孤独」を感じていた人は「孤独を感じていない」人に比べて、認知症の発症リスクが66%低い
- 1人暮らしは認知症発症リスクを上げてはいなかった
私の思い
孤独感は認知症以外の他のメンタル面の病気にも悪い影響を及ぼすと言われています。ですから、孤独感を感じる人は孤独対策を講じるために、運動をしたり、仲間と会話する機会を積極的に増やしたり、お出かけしたりするのもいいでしょう。特に筋トレなどの運動は気分を改善して積極的になったり興味関心を改善することで、人との交流を増やすための決断と行動を起こしやすくするでしょう。ゲートボールやボウリングなどのスポーツを通して人との交流を増やすこともよい方法かもしれませんね。
情報源
Samia C Akhter-Khan et al,Associations of loneliness with risk of Alzheimer's disease dementia in the Framingham Heart Study.Journal Alzheimer's & dementia:the journal of the Alzheimer's Association. 2021 Mar 24;doi:10.1002/alz.12327.