つぶやき一行/2021-08-11
Tag: 今日の「へーっ」
使っているブラウザーによって勤務の質が変わる?
マイケル・ハウスマンという労働経済学者が行ったコールセンターのカスタマーサポート従業員の生産性や離職率に影響する要因についての調査から見えてきたのは、なんと使用しているインターネットブラウザーの違いが、生産性や離職率に影響しているということでした。
オンラインでの査定項目を入力時に利用していたブラウザーについて調査したところ、FirefoxやChromeを使って査定項目を入力した従業員は、SafariやInternet Explorerを使った人よりも
- 勤務している期間が15%も長い
- 欠勤日数が約2割少ない
- 生産性がより高い
- 売り上げがより高い
- 顧客の満足度がより高い
- 顧客への対応時間がより短い
ということが分かりました。FirefoxやChromeを使っている人は、より短い対応で顧客に満足感を与えて商品をたくさん売り、休むことが少なく長く勤めるということですね。
FirefoxやChromeを使うことが意味するもの
FirefoxやChromeを使うことが何を意味しているかというと、どのブラウザーが便利だろうかと思案して試してみるという探索的で積極的な行動を行うというマインドを持っているということでしょう。その結果が、FirefoxやChromeをわざわざダウンロードして使用するということになるのです。このマインドが、もっといい方法はないだろうか?もっと向上したり顧客を満足させるやり方はないだろうか?などと思案し努力するとい行動パターンに導くということですね。
問題意識を持って考え修正して試すマインド
ちょっと古いやり方とは言われることもありますが、PDCAという改善や問題解決の考え方があります。上手くいかないことやより上手くやるための思考行動手法です。問題点を分析して対策について計画し(Plan)、考えたことを試してみて(Do)、試した結果を評価して(Check)、よくない点やより修正すべきことがあれば改善する(Action)という一連の問題解決改善法をPDCAと言います。現在ではもっと有用な解決法が考案されていますけど、どのような方法でも現状に無関心で放置しておくと向上はありません。インターネットの閲覧といったことにまでこのような改善マインドを持っていると、成績も上がって仕事も長続きするということなのでしょうね。