つぶやき一行/2021-08-30
Tag: 今日の「へーっ」
ブレイクスルー感染とは？
ワクチンwの接種を2回終わって2週間以上たってのちに、新型コロナウイルスに感染するのがブレイクスルー感染です。変異株であるデルタ株では、ブレイクスルー感染のリスクが高いと言われています。このブレイクスルー感染について分かっていることを記事にしました。
ブレイクスルー感染の危険性
ある日のイギリス国内において、約4割の新型コロナウイルス入院患者が、1回もしくは2回は新型コロナワクチンを接種していたとの発表がなされていますが、新型コロナワクチンを2回接種した後に再感染する人はどの程度いるのでしょうか？また、どのような危険があるのでしょうか？
ブレイクスルー感染の割合
オランダ国立公衆衛生環境研究所の発表では、7月12日から18日の間に新型コロナウイルス感染で入院した患者の約9%がブレイクスルー感染であったと言います。また、日本でも令和3年8月10日から12日の3日間に発生した新型コロナウイルス感染者57,293人中、ブレイクスルー感染は1,768人で全体の3.1%いたということです。また、6月30日から8月6日までの福岡市でのブレイクスルー感染者が少なくとも70人いたことが分かっています。この間の福岡市の感染者数は4,173人ですからブレイクスルー感染者は約1.7%ということになります。さらに、福岡県のある1日で新型コロナウイルスに感染したことが判明した256人のうち約3.9%がブレイクスルー感染あったとのこと。これらの報告からブレイクスルー感染は1.7〜9％発生するリスクがあるということですね。しかし、無症状のブレイクスルー感染者もいることでしょうから、大まかに10％程度はブレイクスルー感染が生じると考えていいのではないでしょうか。
ブレイクスルー感染でも重症化する可能性がある
福岡市の調査ではブレイクスルー感染者に重症化した人はいなかったとのことです。一方、イスラエルの調査では、新型コロナワクチンが重症化を防ぐ確率は88～91％あるとしています。逆に言えば、ブレイクスルー感染者の約10％前後は重症化する可能性があるということになりそうですね。
ブレイクスルー感染でも他人に感染させるリスクがある
オランダで実施された調査によれば、新型コロナワクチンの接種を2回終わっている医療関係者の中に、新型コロナウイルスに再感染して、ワクチン未接種の人やワクチンを1回しか接種していない同じ医療機関で働く人に感染させていた人がいるという調査結果を公表しているようです。
私の思い
たとえワクチンを2回終えた人も、三密を避けてマスクを着用し、手洗いやうがいの励行、黙食や大声で会話しないことに加えて、十分な睡眠と栄養の摂取、適度な運動を行うことなどで自分の免疫力を高めるよう配慮する必要があると思います。ぜひ、ご配慮ください。
