つぶやき一行/2021-11-02
Tag: 今日の「へーっ」
放射線を浴びると知能が低下する?
筑波大学附属病院放射線腫瘍科教授・陽子線治療センターの櫻井英幸(さくらい ひでゆき)氏によれば、子どもは治療での放射線照射によって知能指数(IQ)が低下することが分かっているとのことです。分かっていることをまとめてみました。
子どもは放射線の照射量に応じた影響を受けやすく、その影響は一生涯続くことになります。IQについて分かっているのは、
- 脳に届いた放射線量が多くなるほどIQが低下する
- 影響は年齢が低いほど大きい
- 非常に低い線量でもIQが低下する
などということだそうです。
普通のレントゲン撮影は大丈夫?
お母さんのお腹の中にいる妊娠10〜27週の胎児については、120mSvという値を超えて被爆すると知能低下が発生する可能性があると言われています。通常のレントゲン撮影では、骨盤の撮影で胎児の被爆量は平均1.7mSv、胸部の撮影では0.01未満ですので、骨盤撮影を57回以上受けると知能が低下する可能性が生じることになります。胸部撮影なら12,000回です。あまり心配しなくていいようですね。