つぶやき一行/2021-12-15
Tag: 今日の「へーっ」
桃太郎のお供はなぜ「イヌとサルとキジ」なの?
おなじみ童話の桃太郎ですが、鬼退治のお供が「イヌとサルとキジ」であったことは誰でもご存じですね^ - ^ 「イヌ」は「忠義」の象徴であり、「サル」は「智恵」、「キジ」は「勇気」を表すものとされています。良いものの象徴ですけど、なぜ桃太郎のお供は「イヌとサルとキジ」になったのでしょうか?
古い中国の考え方で、魑魅魍魎(ちみもうりょう:桃太郎の鬼に相当)の世界に繋がる方角が「鬼門」となるのですけど、東西南北で言えば「北東」です。この「北東」に当てはまる動物が丑(ウシ)と寅(トラ)であり、ウシは力強さの象徴、トラは勇猛果敢さの象徴であると考えられています。鬼が出てこないようにウシとトラを陣取らせたのかもしれません。
一方、その反対側となる「南西」の方向が「陽の気」を持つとされる「裏鬼門」です。「裏鬼門」には「未(ヒツジ)と申(サル)がいて、この漢字を合わせると「坤(ヒツジサル)」になるのだそうです。この「ヒツジサル」の象徴が桃太郎であるとか。桃太郎が鬼退治のために裏鬼門から鬼門に向かって歩いていくときに出会う動物が「サル」「トリ」「イヌ」となるのです。
以上が、桃太郎のお供が「イヌとサルとキジ」となったいわれとされているようですが、出会う順番は干支から言うと「サル→キジ→イヌ」なのですけど、物語では「イヌ→サル→キジ」となっているのはどうしてでしょうか?疑問は尽きません・・・