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最新医学の情報乱れ読み/2012-01-31

Tag: 内臓肥満 睡眠時呼吸障害

内臓脂肪減少で睡眠障害を改善

  • 2型糖尿病入院患者の約8割に睡眠呼吸障害
  • 樫根 晋ら(大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科学)が2011年10月15日の日本睡眠学会第36回定期学術集会で発表。
  • 肥満(内臓脂肪の蓄積)患者の約8割に睡眠時呼吸障害とディポネクチン低値のあることが判明。
  • 睡眠時呼吸障害は、無呼吸10秒以上と低呼吸(30%以上の気流低下かつ4%以上の血中酸素飽和度低下)とした。
  • 睡眠時間1時間あたりの無呼吸、低呼吸の回数から、睡眠時呼吸障害の重症度の指標である無呼吸低呼吸指数(Apnea Hypopnea Index:AHI)を判定。
  • AHI 5以上を睡眠呼吸障害とした。
  • 入院2型糖尿病患者40人中31人(77.5%)に睡眠呼吸障害を認め、AHIと内臓脂肪量の間に正の相関(R=0.80、p<0.01)を認めた。
  • また、睡眠呼吸障害を合併した症例では、夜間から明け方にかけての血中アディポネクチン濃度の変化率は、睡眠呼吸障害を合併しない症例と比べて有意に低値であったp<0.05)。
  • AHI変化率は、腹囲と正の相関(R=0.53、P<0.01)。
  • 内臓脂肪減少が睡眠呼吸障害を改善をあらわすものであった。
  • 睡眠呼吸障害には内臓脂肪蓄積が深く関与しており、その減少により、睡眠呼吸障害は改善することが明らかとなった。
  • 2型糖尿病患者の睡眠呼吸障害を積極的に評価し、適切な治療の導入を行うことが、心血管疾患の進展、発症予防に重要。

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