最新医学の情報乱れ読み/2012-02-11
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社交不安障害は扁桃体の鎮静がポイント
- いわるゆアガリ症。
- メディアセミナー(主催:アボット ジャパン・1月25日・東京)で杏林大学保健学部の田島治教授が講演。
- 対人恐怖が典型症状。
- 危険を察知したときに出現する恐怖反応、これは生存するために重要なもの。
- しかし、反応が過剰であると強い苦痛や身体症状が出現。
- この過剰反応が、対人的コミュニケーションや人前での発表などのときに生じるのが、社交不安障害。
- 性格の問題と片付けずに治療が必要。
- 社交不安障害の治療は側頭葉内側の奥にある扁桃体の反応を鈍化させることで改善される。
- これには選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が有効。
- 単剤で少量投与が治療のこつ。
- (管理者注)初期には少量の安定剤を併用した方が効果的だと思われますが、SSRIのみで十分な効果が得られる方もいらっしゃいます。
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