最新医学の情報乱れ読み/2012-02-21
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Tag: 受精
受精のために必要なタンパク質を作る酵素発見
- 精子が卵管を通り卵子と出会うために必要なタンパク質を作る酵素を、大阪大のチームが発見。
- 不妊治療に新たな道が開けるか?
- マウスでの発見。
- 伊川正人大阪大学准教授らが、米国科学アカデミー紀要電子版に掲載。
- 人間の不妊は原因不明なことが多いが、この酵素が異常がかかわっている可能性があると考察。
- この酵素は、精子のもととなる精細胞で働き、他のタンパク質の立体構造を作る酵素「PDILT」。
- 遺伝子操作でこの酵素を持たないマウスを作製すると、精子が他の細胞とくっつくのに必要なタンパク質「ADAM3」が作られなくなった。
- このマウスは正常に交尾し、精子の見た目や運動性に異常はない。
- しかし、精子は雌の卵管を通れず、4匹の雄を計31回交尾させても一度も妊娠しなかった。
- 通常のマウスの妊娠率は90%以上。
- 卵管の卵子付近に精子を直接注入すると妊娠した。
- 精子が卵管の壁にくっつけないため通れなくなったと思われる。
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