最新医学の情報乱れ読み/2012-03-18
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Tag: フェノバルビタール
フェノバルビタールを救えの大合唱実る。
- 学会要望で薬価引き上げに成功!
抗てんかん薬フェノバルビタールの薬価が引き上げ改定されました。
安定供給への道が、絶たれようとしたことは回避できたようです。
日本小児神経学会の大澤真木子理事長と大塚頌子薬事委員長は、昨年12月に厚生労働大臣宛に「フェノバルビタールの薬価引き上げの要望」を提出した経緯を説明した上で、「このたび薬価引き上げが認められた」と報告した。
薬価改定が実現したフェノバルビタールは、1944年に発売され薬価が低く設定され、採算割れによる市場撤退が懸念されていた。
学会は、本薬剤を「長所も短所も熟知した、かけがえのない抗てんかん薬」とし、有用性を訴えていた。
今回の改定で、フェノバール錠30mgの薬価が5.90円から7.10円へ引き上げられた。学会の要望が影響したと見られる。
学会は、「新薬の早期承認の要望のみならず、長年使い続けられてきた有効性の明らかな医薬品が、薬価の問題で製造中止に追い込まれないよう支援していく」と説明している。
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