最新医学の情報乱れ読み/2012-04-14
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Tag: ギャンブル
ギャンブルを抑制するメカニズム
- 神経伝達物質「ノルアドレナリン」の働きを阻害する物質が少ない人ほど、ギャンブルをするのに慎重になる。
京都大と放射線医学総合研究所などのチームが、米神経科学誌モレキュラー・サイキアトリー電子版に発表。
ノルアドレナリンが十分に働くと「損をするかもしれない!」と、ためらう判断をしたとみられる。
健常な成人男性19人に、表が出たら「勝ち」、裏なら「負け」のコイン投げで実験。
参加すると2500~1万5千円の間の4段階の金額で損する恐れがあるが、勝てば、損する額の最大10倍を得られると設定。
勝った場合、負けた場合の何倍の金額を得られるのかを基準に、参加するかどうかを判断してもらった。
実験後、脳内を陽電子放射断層撮影装置(PET)で計測。
放出されたノルアドレナリンの阻害物質「ノルアドレナリントランスポーター」が少ない人ほど、高額の勝ち金が見込めないと参加しない傾向があった。
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