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最新医学の情報乱れ読み/2012-08-02

Tag: うつ病

うつ病がニューリチンで回復?

ギズモード・ジャパン「http://www.gizmodo.jp/sp/2012/07/stress_depression_real_2.html」

エール大学の研究チームのラットを使った研究。

ラットの集団の食事や遊びを制限し、他の仲間から引き離して、昼夜のサイクルを3週間にわたって変え続けた。

ラットは食事や甘い飲み物にもほとんど興味を示さなくなり、水に入れても泳がなくなるという、げっ歯類における「うつ」の症状が観察された。

人間も持っている「ニューリチン」遺伝子が、うつを発症した集団では「活発でない」ことが判明。

うつを発症したラットたちには抗うつ剤が非常によく効いてすぐに回復した。

ニューリチンの生成を促すようなウイルスをラットに注射しても、同様の効果があった。

さらに、ニューリチンの生成促進で、気分障害に見られる「脳の構造的な変化からラットを守る」ことができた。

過去の研究では、うつによって海馬が縮小し、ニューロンの健康状態も全般に低下することがわかっている。

ニューリチンの生成で、それらを防ぐことができた。

米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載。

今回の研究は、ストレスがうつの直接的な原因になるという考えを裏打ちすることになる。

重要なのは、将来的に新しい抗うつ剤が生まれる可能性です。

ストレスからくる気分障害の人が抗うつ剤によって完全に回復できる割合は30パーセントほどだという。

ニューリチンを使ったアプローチで、この数字をもっと大きくできるかもしれない。

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