言たか放題/2015-03-23
私の速読法その1
まずは読むか読まないかを決めましょう。
最も重要なステップが、この本は読む価値があるのかどうかを判定することです。
タイトルを一瞥して、これ読みたいなとか、面白そうだなとか、何が書いてあるんだろうか?とか第一印象でその本を手にしたはずです。
本当に読みたいのか?読むべき本かの判断が大切です。
速読といったところで、身になる読み方をするには何度も(最低3回)読み返し、ものにするまで2-5時間はかかります。
これだけの「時間を投資」して、何も得ないというリスクは避けなくてはなりません。
もっとも、心酔する作家や思想家・メンターなどの著作や、楽しんだり感性に触れたい作品は速読には向かないので、ジックリと時間のあるときに精読しましょう。
さて、速読の話に戻りますが、「この本を読む目的は何か?」ということをまず明確にしておくことが何より重要です。
そして、「この本から何を学びたいか」を決めておくのです。
その為に、いつも携帯している手帳に読書ページを設定して、本のタイトル(できるだけ短く)を書いて、「その本を読む目的」を記載してから読書を始めることです。
更に、その目的以外の予想外の「いいこと」が書いてあった時には、手帳にページ数だけ(余裕があれば弁証法とか仕事術とか簡単な内容)をメモして、「またの機会に」学び直す!と決意して、最初に決めた目的に戻って読むのです。
1冊1200-2500円(私は原則古本を買うので送料込みで258円〜ですが…)で1つ学ぶことがあればいいのです。
そして、学びたいことが書いてあるのか期待はずれかを判定します。
その方法は、まずタイトルです。
タイトルには出版社や著者の罠が張り巡らされています。
タイトルに騙されないよう注意します。
私は、「タイトル→帯→著者略歴→はじめに→おわりに→目次」の順で内容の大雑把なテーマを感じ取ります。
ここで「読み続けるかどうか」をまず判断します。
何か読む気が削がれてしまうともう速読は不可能になります。
読みたい気持ちが削がれた本は、タイトルが見えるように本棚という糠床に積読して時期が来るまで熟成させましょう。
いつか読みたくなるか読む必要が生じるまで寝かせておくのです。
さて、読みたいままの本は次にどう処理するか?
それは読まない訓練をするのです。
以下、また次の機会にアップしますので、少々お待ちください。
m(_ _)m