言たか放題/2015-10-26
Tag: ふと思ったこと
トリマーさんって大変?
トリマーさんって、儲かるのでしょうか?
他人事ながら心配になります…
ウチのトイプーですが、トリマーさんにカットをお願いすると、
場所によっても違いますが、およそ5000円から7000円というところでしょうか。
間をとって6000円とすると、
一匹に大体2-3時間はかかるので、2時間でできるとよく見積もって1時間あたり3000円。
スタッフはまずは2人はおられるので、1人あたり1500円。
テナント料に水道光熱費、通信代などもあって、オーナーがこれを出すとして、
収益の50%をオーナーが取るとすると、
トリマーさんに回る収益は2人で1500円、1人当たり時給750円!となります。
これって高めに見積ってですから、場合によっては最低賃金より安いかも知れません!
将来の独立の夢や、好きなことをしているという充足感があるにしても、
いつも笑顔で対応していただいている小生としては、
厳しい状況にあることをお察しするにつけ、頭が下がる思いです。
人はパンのみにて生きるにあらず、
とはいうものの、
当のトリマーさん達はどのような思いでお仕事をされているのでしょうか?
翻って思い返すに、
研修医であった時代、今風にいうなら、
研修医の労働の環境や条件は、当にブラック企業そのものでした。
当直でない日も医局で寝泊まりする日が多かったですし、
朝は7:00頃から夜は1-2:00、ときには朝まで休むことなく働いていました。
もちろん残業代などはありません。
また、冷暖房は医局の個別空調ではありませんでしたから、
夏は製薬会社さんから頂いたウチワを扇ぎ扇ぎして寝たり起きたり。
冬は医局のソファーか机の上で、古新聞に包まって寝ていました。
余談ですが、この古新聞に包まっていると、これが実にあったかくて意外と快適なのでしたけど…(笑)
収入にしても週1日アルバイトに出してもらって、月の手取りが10万円チョットで、当直を入れても年収150万円くらいでした。
このようなブラック企業的就労環境でも、
誰一人、もう嫌だとか言う研修医はおらず、みんな意気揚々(?)として不平を言いつつイキイキと働いていたことを思い起こします。
トリマーさん達も同じような感じなのかも知れません。
自分たちも、不平は言っても、何故、平気だったのかは今考えてもわかりません。
当に、人はパンのみにて生きるにあらず、なのでしょうね…