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言たか放題/2015-11-29

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Tag: 心理

事実の解釈は現実を変える?

事実より大切、いえ影響力が大きもの、

それは内的事実、あるいは事実を観察した自分の中に生じる主観的解釈でしょうか…

例えば、

他人が笑ったという事実を観察したとします。

それを他人は自分のことを見て笑ったと主観的に解釈するか、

こちらの方向のどこか自分には分からないものを見て笑った、

と解釈するかによって、

自分の心の中に生じる感情感覚は大きく変わってきます。

さらには、

自分のことを見て「あいつは惨めな奴だ」と嘲り笑っていると解釈するのか、

私を見て「私の外見から大らかで癒される」って微笑ましく感じて笑顔を投げかけてくれていると解釈するのか、

これら主観的解釈によって、自分の心に生じる感情は大きく変わってくるのは想像に難くないと思います。

そして、主観的解釈は一人歩きしだし、

その解釈が真実であるという暗黙の仮定に従って、

その後の感情や思考や行動が決定されるようになってしまいます。

さらにその感情や思考や行動に影響された現実があなたの周りで生じることになるのです。

ですから、

主観的解釈をより客観化することで、

真実に即した現実が構成されていく可能性が高まるでしょう。

真実が悪いことであれば、悪いことが生じたなりに現実対応すればいいのですが、

悪い真実を究極の最悪と解釈してしまえば、

対応の仕方は大きく変わるかもしれません。

対策することさえせず、絶望してしまうかもしれません。

最悪の場合、うつ病になってしまうかもしれません。

このように実際は、

生じた事実より、

その事実をどう解釈するか!

の方が遥かに重要なのです。

生じた事実は変えることができませんが、

生じた事実をどう解釈するかは自分で変えられます。

さてさて、これに実生活で気づくことは少々練習が必要ですが、

意識して練習すれば必ず生活の質が変わってくると思います。

是非ともお試しあれ^ - ^

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