言たか放題/2016-01-17
Tag: 病院選び
病院選びのコツ?
病院選びは本当にむつかしいですねぇ。
手術の症例数や結果を公表している病院もありますが、同じ病名でも重症度は様々。
公表された数字の評定は、内部関係者以外には難しいというのが現実です。
さて、病院選びのコツを1つだけ…
病院を選ぶための情報、
その信憑性を患者さん側が正しく判断すること自体の指標がないことが1番の問題でしょうか。
その理屈は、マーケッティング理論から逆算的に説明することができます。
マーケッティングの基本は、
1)存在を知ってもらう、
2)必要性をお知らせする、
3)そこを選ぶメリットを知ってもらう、
この3つの要素がポイントとなります。
病院選びでは、
1)に相当する「どこにあるか?」は、電話帳やインターネット検索で容易に知ることができます。
また、
2)については、
今の状態が病気なのか放置しても自然に治るのかを自分で判断するのは難しいでしょう。
言い換えると、
自分の状態が病的なのか正常範囲なのか?放置するとどのようなリスクがあるのか?が分からないのです。
1つの目安を挙げてみますと、
①主観的に耐えるのが限界だというように感じる。
②そのような状態が2週間以上続いている。
ということでしょう。
2週間以上、毎日続いているなら受診する必要があると思われます。
しかし、3)については非常に難しい!
特に心療内科や精神科では、
どこの病院が選ぶメリットがある病院であるのかを判断するのは至難の技でしょう。
メリットというのは、
①専門家であるか?
②自分と治療者の相性が合うか?
と言えるでしょうか。
①の専門家であるか?については、
ホームページがある場合は、部分的に判別できるかもしれません。
◯◯が専門であると記載してあっても、
その信憑性は神のみぞ知る!ということでしょうけれど、
逆に、診察している医師が1人であるのに、
著しく広範囲の領域を診察していると記載されているときは、
それはことさら専門分野はありません=精神科一般医である!
ということを示していると考えていいと思います。
ただし、精神科一般医が能力が低いということではありませんので、受診されて全く問題はないと思いますが…
次に、
②自分と治療者の相性が合うか?
ということを判断するのは、実際に会ってみなければ分からないというのが現実でしょう。
自分と相性がピッタリなのかを判断する情報がないのです。
具体的にこのようなやり方の治療をしているということも分かりません。
病院のホームページを見ても、そのようなことは書いてないことが殆どです。
実際に、行ってみるしかないというのも、患者さん側からすると困った状況です。
そこで、比較的よい方法と私が考える判定手段を提示すると、
まず電話してみるということでしょうか?
「受付の対応が気持ちよく感じられる」場合は、
医療(医師)も良心的である確率が高いと思います。
受付の対応が気持ちいならば、
医師の対応が良心的で相性が合う確率が高くなると思います^ - ^
一度、お確かめあれ。
ところで、私のクリニックはどうなんでしょうか…