あがり・うつ・不安・不眠の方々へ 赤坂心療クリニック ℡092-737-2660
''うつ病系''
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「うつ病」の発症過程
うつ病に共通した心理メカニズム
- 嫌なことがある
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これは「害になる!」「危険だ!」
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危険は「対処すべきだ!」+対処できないものは「避けねばならぬ!」
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対処するためには「考えなければならない」+対処できるかどうか「考えなければならない」
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だから考えることは「役に立つ」
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「考え続ける」という行動が促進される。
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考え続ける。
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①「具体的対策への行動計画」を問題解決的に考えたり「考えても解決にならないから取り敢えず置いておいて今するべきことをしよう」と考えるのはいいのですが、
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しかし、多くは…
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②「どうしてこうなったのか?」「どうしたらいいのか?」「あれがいけなかったのか?これが悪かったのか?」と「考えるために考える」状態に陥る。
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①のように考えるというように考えを「運用」する人は病気になりません。
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②のように考えを「運用」する人は病気になります。
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「役に立たない考えの運用をしている」ことに気づいて、①のように機能的に考えるか、気分や悩みをそのままにして、ただ目の前のするべきことを行うことができれば「うつ」は自然治癒します。
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これに気付き機能的に思考を運用できるようにするのが治療!
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この「機能的な思考の運用法」を面接の中で修正していくのが当院の心理療法です。
治療の流れ概略
無効の場合は以下を施行します
- 1)この治療法のメカニズムと有効性を理解してもらう
- 非機能的に考え続けることで治らなくなる(反芻と心配)
- 嫌なことなどストレスとなることを無意識に探し続けることで治らなくなる(脅威モニタリング)
- 考えないように無理矢理思考を抑制したり、嫌な対象や状況を回避することで治らなくなる(思考抑制と回避)
- 2)非機能的な思考の運用の対処法の指導助言(注意訓練やデタッチトマインドフルネス)
- 3)症状へのネガティブなメタ認知的信念の検討と助言
- 4)反芻や心配へのポジティブなメタ認知的信念の検討と助言
- 5)脅威モニタリングの検討と助言
- 6)回避の放棄への動機づけ
・・行動活性化
難治性うつ病
うつ症状が治らないのには理由があります
- 一番の要因は反復思考にあります。
- 過去のことを繰り返し思い出してあれやこれやと悩むこと。
- 未来のまだ生じていないことを、ああなればどうしよう、こうなれば大変だなどと、具体的対策を考えることなくただ「自分が不安を感じるから不安になる」ような悩み方をすること。
- 「困ったな!→どうしよう!→もう駄目だ!→落ち込む→困ったな!→…悪循環」これで”うつ”は悪化し治らなくなります。
- そして、結果そしてその場の苦悩を回避すること。
- これらを修正しなければ回復は望めません。
- 対処法は、自らの人生の価値の探求と、
- 今ここでのありのままに気づき、そのままにしておくこと、
- 即時の苦痛を受け入れて、人生の価値の方向で行動すること。
- それができるようになる助けとして、下記訓練を毎日行うこと。
- ①観瞑想(ヴィパッサナー瞑想)
- ②自律訓練法
- ③漸進的筋弛緩法
- ④注意訓練
- ⑤運動習慣
- ⑥睡眠覚醒と規則正しい食事など生活のリズムを整える
- ⑦部屋の片付けを強行して整理された状態を維持すること
- ⑧最低限必要なもの以外は処分し捨てること
- これらの自助努力を行わなければ、長期に持続しているうつ症状から回復することは困難です。
- 長期に持続している症状は、薬だけでは治りません。
- 単なるカウンセリングは長期に持続する症状には殆ど無力でしょう。
- 生活の仕方を変え、改善の努力への動機づけには、どのような方向性で生きて行きたいのか、それぞれの方の価値の方向性をしっかりと見極めることが求められるのです。
- 当院は、価値の探求を支援いたしますが、これは辛い作業になることを覚悟してください。
- 価値のワークには時間が必要です。その為、価値のワークは自費診療によるカウンセリングとなります。詳しくは下記アドレスまでお問い合わせください。
- コピーアンドペーストしてください = info@akacli.com =