あがり・うつ・不安・不眠の方々へ 赤坂心療クリニック ℡092-737-2660

つぶやき一行/2021-03-07

Top / つぶやき一行 / 2021-03-07

Tag: 名言箴言 小ネタ

文字サイズ:

気分改善

フランスの哲学者「アラン(1868-1951)」の言葉:運動は気分を変える!

「気分を変えよう」と考えてはならない。

気分は考え方で変えられるものではない。

そうではなく、

姿勢を変えて、適当な運動でも与えてみることが必要なのだ。

なぜなら、我々の中で、運動を与える筋肉だけが我々の自由になる唯一の部分であるから!」

哲学者の「現象を見る目」は鋭いですね。

現代に科学では、運動、とくにリズム運動を行うことで幸せホルモンと呼ばれているセロトニンの分泌が増えることが分かっています。

セロトニンが減ることは、うつ病の重要な病因であるというモノアミン仮説というものがあって、セロトニンが減らないようにするSSRIという抗うつ薬が実際にうつ病の治療に使用されて効果が確認されています。

そのセロトニンを運動することで増やすことができるのです。北欧の白夜の逆の極夜(日がのぼらない状態)によると考えられる冬季うつ病に運動療法が抗うつ薬と同等の効果のあることが実証されています。

アランの言うように、気分を意思の力変えることはできないものの、運動をすることでセロトニンを増やして気分を変えることがでできるのです。

本当に哲学者の観察は鋭いですね^ - ^

蛇足1:姿勢と表情も気分を変える!

表情や姿勢、特に表情と気分は強くリンクしています。

ですから、気分が低下したときに表情と姿勢を変えることで、ある程度、気分を良くすることができるのです。

例えばカラッと晴れ渡った温かい日に、外に出て空を見上げてバンザイするように両腕を空に向けて広げ、ニコッと笑顔を浮かべ、そして、嫌なことを考えてみましょう。

嫌なことを考えても気分が暗くならないことに気づきませんか?

姿勢と気分は気持ちも変えるものなのですね。

蛇足2

アランとはペンネームらしいです。本名はエミール=オーギュスト・シャルティエとか。『幸福論』が有名ですね。すいません、受け売りですm(_ _)m

powered by HAIK 7.3.7
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional