つぶやき一行/2021-08-01
Tag: 今日の「へーっ」
3回接種でデルタ株への中和抗体が5〜11倍?
ファイザー社のアナウンスによれば、同社の新型コロナワクチンを3回接種すると、感染性や重症化率が高いデルタ株への中和抗体が飛躍的に増えるとのこと。7月28日に研究データが公表されました。
2回目を接種してから半年から1年以内に3回目の接種を行うと、感染性の高いデルタ株(インド株)に対する中和抗体が2回接種後のピーク値より、
- 18~55歳で5倍以上
- 65~85歳で11倍以上
になるというのです。また、
- 野生株に対して5倍以上
- ベータ株(イギリス株)に対して10倍以上
に抗体価が増えたようです。
3回目の接種が必要な理由
ファイザー社の研究報告によれば、ワクチンの2回目接種後の効果のピークを過ぎると時間の経過ととも中和抗体は徐々に減少し、8カ月後には8~9割程度にまで低下することが分かっているのですけど、このような時期に3回目を接種すると、中和抗体を100倍ほどに増加させることができる可能性が示されたというのです。
検証例は少ない!
ファイザー社が検証した症例は、明らかにした研究データは、18~55歳が11例、65~85歳が12例と著しく少ないということは、このデータの信頼性に疑問を投げかける要素になるでしょうね。
ワクチンは万能ではない!
イスラエルの報告ではワクチンの感染予防効果の有効は、デルタ株に対し64%とのこと。ワクチンだけでは完全に新型コロナウイルス感染は防止できません。ワクチン+マスク手洗い消毒など実行が必要となります。ワクチンを接種したからといって気を緩めないようにすることが大切ということですね^ - ^
情報源
医療関係者専用サイト