つぶやき一行/2021-12-05
Tag: 今日の「へーっ」
タイピングギャップってナニ?
このタイピングギャップとは、ズバリ、スマホで文字入力するスピードとでっかいキーボードで文字を入力する場合の、文字入力のスピードの差のことです。通常はキーボードで入力する方が早いのだそうですが・・・
ケンブリッジ大学(英国)の調査では、キーボードでの入力スピードは平均で1分間に52語(文字でなくwords)、最も早い人では120語であったとのことです。
また、アールト大学(フィンランド)の調査では、スマホのタッチスクリーンに両手の親指で入力する方法では、1分間に平均で38語(文字でなくwords)の入力ができたそうです。この38語という数字は、キーボードでの入力スピードより25%ほど遅かったのですけど、調査に当たった研究者の予想よりは差は少なかったとのこと。なお、最高に「入力できた人のスピードは1分間に85語も入力できたそうです。
しかし、このスマホでの入力スピードとでっかいキーボードでの入力スピードの差(タイピングギャップ)は、今後、どんどん差が縮まていくことが予想されています。それは、人々がでっかいキーボードで入力することが減って、でっかいキーボードでの入力スキルが得られなくなってきていることと、スマホの機能が向上し、かつ、タッチスクリーンでの入力スキルも向上することで、入力スピードの差がなくなるためだとか。
余録
わたしの場合は考えてみると、でっかい普通のキーボードで入力することが確かに減っています。カルテは手書き入力(テキストに自動変換)ですし、プライベートでも大抵はスマホばかりで普通のキーボードを使うことは殆どありません。たまにキーボードで入力するときに、以前より入力のスピードが明らかに落ちていることに気づきます。使わないと能力は劣化するようです。ただし、しばらく普通のでっかいキーボードを使っていると、直ぐに8〜9割くらいに入力能力は回復します。なんにしろ、一度獲得した能力は完全に劣化しきってしまうことはないようですね。
情報源
- https://www.cam.ac.uk/research/news/what-makes-a-faster-typist
- ttps://www.aalto.fi/en/news/smartphone-typing-speeds-catching-up-with-keyboards