最新医学の情報乱れ読み/2012-05-18
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Tag: 自己開示
自分について話すことは食べ物やお金で感じるのと同じ「喜び」を起こす
- 米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載。
自分の考えや感情を話す機会に対し、通常より高い価値を置くかどうかを検証するテストが行われた。
自分のことを他の人に話している間、脳のどの部分が最も興奮しているのかを検証する脳の活動が測定。
自分のことではなく、例えばオバマ大統領など他人に関する質問に答えることを志願者が選んだ場合、上限の4セントまでお金を支払った。
金銭的な動機づけにも関わらず、参加者は自分について話すことを好むことが多かった。
本来得られるであろう金額の17~25%を進んであきらめ、自分について話すことを選んだ。
関連実験で、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)を使用し、他の人について思考を巡らすのではなく、自分自身の信念や選択肢などについて話す際に、脳のどの部分が最も強く反応するかを測定。
一般的に、セルフディスクロージャーを行うと中脳辺縁系ドーパミン経路に関わる脳の領域の活動が高くなる。
ここは食べ物やお金、セックスなどで得られる満足感や快感と関係している部分である。
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