言たか放題/2015-04-22
私の速読法その4
前回の続き、2度読み、3度読み、そしてアウトプットについて書いてみます。
2度読み3度読みは、あくまでも最初に設定した「この本から何を学びたいか?」という読む目的の深化が主眼となります。
新たに他に何か学ぶべきところはないか?と欲張って読み返すことは禁忌です。
新たに読み漏らしを探すような読み方をすると、速読でなく熟読になってしまいます。
清く諦める!
兎に角、アウトプットするために学びたいことの内容を確認し再考するという構えで読むことが肝要です。
最初に読んだときにシャープペンで引いた下線を中心に、今度はグリーンのボールペンでさらに重要な部分に下線を引きながら再読します。
300ページくらいの本なら10-20分程度の時間消費となります。
そして、これは読んでよかったと思える場合には、さらに3度読みを、オレンジのボールペンマーカーで塗り潰しながら読みます。
これが5-10分でしょうか。
ここでザーッと振り返って、頭の中に学びたい内容がはっきりと思い返せないときは、上記の下線部を何度も読み返します。
最後にアウトプットですが、これにはtwitterを私は利用しています。
twitterは140文字しか使えず、相当のまとめ能力を要します。
内容がしっかり頭に入っていなければ140文字でアウトプットすることはできません。
取り敢えず140文字でまとめて、もっと発信したいというときは、Twishortというiphoneアプリで長い文章を書くか、新たな140文字記事を追加します。
感動したり感性を学びたいと切望される本の場合には、いくらでも書きたいという衝動に駆られます!
速読においてアウトプットは必須です。
アウトプットしない読みっ放しでは、読んだ内容を2-3日で忘れてしまって、もう二度と思い出すこともなくなってしまいます。
そして、読みっ放しは思考力を退化させて、考えるチカラをなくしてしまうのです。
これは本当に本当です!
1日に5冊くらい速読してアウトプットしないでおくと、翌日、他人と会話していて何を言っていいか分からなくなります。
言っていることはよく分かるのですが、それを受けて自分の考えを作ることができなくなるのです。
読む能力と創造的に考える能力とは、どうも別の能力のようです。
恐らく使用する脳領域が違うのではないでしょうか?
本当に速読にアウトプットは欠かせません。
できるなら他人に学んだことを講義(?)するのが理想です。
ただし嫌がられないよう空気を読んで、望まれているときだけにすることが大切ですが…
ここまで、4回にわたって私の速読法を書いてみましたが、私の速読法は速読とはいえないほど1冊読むのに時間が掛かってしまう速読法です。
しかし、私の読み方は、読んだという満足感や読書の快感を阻害せず、しかも内容を「学び」という点から十分に把握できる読書法であると思っています。
本格的な速読法ではないものの、今までの自分の読書速度を5倍くらいにすることはできており、さらに研鑽して10倍くらいの読書速度にしていければと思っています。
今年の読書ペースでは年間150冊程度となるのが現状ですが、年間300冊読めることを目標に頑張ってみようと思います。