言たか放題/2015-06-01
Tag: ふと悟ったこと
超ひも理論の学び
本を読んで、その本の内容から直接的学びを得られるという訳ではないようです。
橋本幸士「超ひも理論をパパに習ってみた」という本を読んでみました。
ひも理論というものが理解できず、何とか概要だけでも掴みたいと常々思っていたところに、
もしドラ的なひも理論の本かなとこの本を買ってみました。
父娘の掛け合いで一寸コミカルに解説が進む読みやすい本なのですが…
数学の素養のない小生には直感的にひも理論を理解はするの無理でした。
超ひも理論にしても量子論にしても、数学的感覚という次元を視覚的レベルで思い浮かべることは、どんなに易しく解説した本であっても難しいようです。
量子電磁気学において電子や荷電粒子について計算すると、結果が無限大に発散するという困ったことが生じるようなのですが、
それを数学的に解決するのが朝永振一郎博士のくりこみ理論だそうです。
しかし、重力の量子論は、くりこみができず無限大問題を回避できないとのこと。
そこで、光子を開いたヒモ、重力子を閉じたヒモとして、素粒子に二次元的広がりを想定すると、無限大問題を回避できるそうなのです。
つまり、重力をも含めたすべてのチカラを統一的に説明できるというのです。
しかし、これらは数学的に論証&表現されるもので、視覚的イメージを持つことが不可能なのです。
数学的素養のない小生においては、そういうものだと納得させて諦めるしかないということ悟りました。
これらを数学的に理解するために費やする労力を、それ以外の領域の勉強に費やする方が、何倍も有益であるのだと諦めるしかないことを悟ったのです。
これがこの本からの学び(?)だったでしょうか…
悔しい学びもよしとすることにします ~_~;