FrontPage/2024-01-05
Tag: プチ記事
運動は、がん患者にもチョー有用!
健康への運動の重要性は、2008年のアメリカ公衆衛生局の報告書で指摘され、週150分の中程度または週75分の激しい運動が推奨されました。さらに、2018年の報告書では、あらゆる人が身体活動によって健康を改善できると結論づけ、特にがん患者にとって運動は再発や死亡リスクを低減させることが示されています。
具体的な研究では、
- 「乳がん」死亡リスクが最大49%低下
- 女性
- 週に1時間だけ
- 平均時速約3~5キロメートルのペースで歩く
- 「前立腺がん」で生存率が大幅に改善
- 男性
- 自転車やテニス、ジョギング、水泳などの適度な運動
- 週3時間以上する
- 「大腸がん」死亡リスクが31%低い
- テニス、ゴルフ、自転車、水泳、ガーデニング、早歩き、ダンス、エアロビクス、ジョギングなどをしている人
- 診断前に運動していたかどうかには関係なし
最近では、高強度インターバル・トレーニング(HIIT)が、がん患者にも効果的であることが示されました。HIITは短時間で心血管効果をもたらし、大腸がんサバイバーにおいても中強度の運動と比べて優れた結果を示しました。
- HIITとは
- 全身を使う激しい1~4分の運動
- その後の同じ長さの回復時間
- 交互に行う
運動はがん患者にとって有益で、特に定期的な身体活動やHIITは効率的かつ効果的な運動方法であるといえそうですね。がんであろうとなかろうと運動は健康には有用ですから、普段から運動することに留意しましょう。