FrontPage/2024-01-07
Tag: プチ記事
適度な飲酒はかえって認知症を予防する?
新潟大学の研究によれば、
- 喫煙は用量依存的に認知症リスクを増加させる傾向がある
- 多量のアルコール摂取と喫煙の両方が認知症リスクを高める相互作用がある
ということがわかったというのですが、それだけではなく、意外な結果が得られました。
- 中程度までのアルコール摂取は認知症リスクが低下する
というのです。飲酒は、適度であれば悪いことではないようですね。しかし、個々の体質や健康状態によって状況は異なるため、アルコール摂取については個人の健康状態や主治医の意見を十分考慮することは言うまでもありません。
参考
飲酒量(エタノール量)
- 少量 1~149g
- 中等量 150~299g
- 中等量 300~449g
- 大量 449g以上
参考文献
Alcohol consumption, smoking, and risk of dementia in community-dwelling Japanese people aged 40-74 years: The Murakami cohort study.
Journal
Maturitas. 2023 Jun 14;176;107788. doi: 10.1016/j.maturitas.2023.107788.
Author
Shugo Kawakami, Ren Yamato, Kaori Kitamura, Yumi Watanabe