FrontPage/2024-01-13
Tag: プチ所感
「絶対悲観主義」は如何?
「絶対悲観主義」とは、楠木建氏がユーモアを交えながら提案しているもので、余裕を持って8割の力でタスクを遂行する考え方です。うまくいかない可能性を前提とし、楽観的な考え方として提案されています。「絶対悲観主義」で生きてみませんか?人生、楽になるかも?
現代社会では全力を出し切って、100%の努力することが強調されがちです。しかし、ほどほどのところ、8割くらいの力でタスクをこなすという発想は、燃え尽きないバランス点を見つける手段だと言えるのではないでしょうか。
この「絶対悲観主義」では、事前に期待するほどうまくいかない可能性を前提としています。モチベーションがわからず、頑張りが思うように結実しないこともあるでしょう。しかし、「絶対悲観主義」が提案するのは、理想の期待に縛られず、現実的な見方を持つことです。理想の期待が裏切られることが当たり前となれば、結果的に予想外に上手くいくこともあるものです。
こういったマインドがもたらす最大のメリットは、幸福感の向上です。日々の生活において、上手くいかないことを前提とすることで、成功や失敗に対する執着から解放され、柔軟でリラックスした態度が形成されます。人は常に完璧を求めるあまりにストレスを抱えがちです。しかし、「絶対悲観主義」によって「思っていたよりも良い結果が得られた!」という意外な幸福を味わうことができるでしょう。
この考え方は、新しい挑戦にも活かせます。挑戦に取り組むとき、「絶対悲観主義」の視点から「どうせ難しいし上手くいかないだろうな」という思考が浮かび上がりますが、逆にそれが新しい経験や成功に繋がる可能性も秘めています。上手くいかなくて当たり前、上手く浮けば儲けもの、宝くじでも買う買うマインドになるということですね。これはある意味、積極的な考え方であり、「絶対悲観主義」が挑戦を前向きに捉える手段となるのです。この新しい生き方は、自由でリラックスした精神状態を築き上げ、常に柔軟で幸福な日々を迎える手助けとなることにもなるのではないでしょうか。「絶対悲観主義」如何ですか?