dokusyo/2016-02-09
「動物たちの心の世界」
マリアン・S・ドーキンス著。
著者マリアンは、どうやら動物に心があるのだという立場に与したいようだ。
思考力を示唆する研究を吟味するところからはじめて…
情緒現象の関連研究に言及しはじめる。
ヒトにおける意識の定義や役割さえ明確にできていない現在、
動物の意識を論証する思索は、
興味深くエキサイティングである!
しかし、
科学として成り立たせるには、
この先、何万年後の科学の成熟を待たねばならないのではなかろうか?
私が、貴方が、
動物に心があると思えば、
動物には心があるのだ。
それでいいのではないか。
マリアンが願うように、
動物に心があると思えば、
動物への接し方、共存の仕方において、
優しさと潤いを産み出すことができるのだと思う…
蛇足ですが、マリアンは、利己的な遺伝子の著者、リチャード・ドーキンス氏の元妻です。