つぶやき一行/2022-03-16
Tag: 今日の「ぼやき」
悩みにつけこむ手法に要注意! 情報リテラシー
報道サイトを思わせるような書き方で不登校の母親向け講座を宣伝する記事が、「うつ」をキーワードにしているGoogleアラートに引っ掛かりメールで送られてきました。不登校、引きこもりに対する「弱みにつけ込んで商法」がかつて話題になったことがありましたが、この会社は大丈夫なのでしょうか?
アフィリエイト御用達のランディングサイトへ誘導なら疑え!
リンクされていたその会社のホームページを見てみると、ありましたありました!あったのは「必ず変わります」「劇的に改善」という「絶対達成ワード」です。タイトルで期待をいだかせ、ランディングページという宣伝のページで「絶対よくなる」メッセージを発信するという「アフィリエイトでの常套(じょうとう)手法」のサイトに行きつきました。
長〜い長〜い宣伝文章を延々と読ませて、そして、「こんなに効果がありましたよ!」という購入者(受講者?)の感想意見をこれまた山のように掲載する。そして、終わりの方で料金を提示するアフィリエイトの典型的ランディングページです。
そこへのリンクが販売講座の宣伝を「あたかも報道機関であるかのように装うサイト」の中に貼られていました。この販売講座はまっとうなものかも知れません。しかし、これ、怪しいですね。基本コースが60万円ということですので、もっと高額なアドバンスコースもあるのでしょうか?これはアフィリエイトの講座のビジネスモデルそのものじゃないか?って印象ですけど、いい講座であることも否定できません。そうであることを祈るばかりです。
こんな商売まであるんだ・・・
情報メディア(プレスリリース)を模して講座ビジネスを紹介するサイトを利用しようという側へのサイトをみてみると、
- プレスリリースを効果的に届けたいお客様のご要望に応える
- メディアの記者が気にとめるキーワードを探せるツールあり
- 専属のプロライターが原稿を作成
- 全国紙を含むメディアの記者へプレスリリースを配信
- メディアの記者の好みのジャンルやキーワードを確認している
- メディアの記者が興味のあるプレスリリースのみを配信
- 専任スタッフがメディアの記者に個別コンタクトをとる
- 上記により記事になる確率が高い
とのこと。売りたい側の商材を、メディアの記者が記事にしたくなるような宣伝文書を作って、その商材をメディアの記者が記事にしたいように感じさせるようにすることを商売にしているというビジネスモデルの会社のようでした。いいものを紹介するのではなく、紹介してほしい会社の商材を広めることが目的ということですね。こんな商売もあるのですね。
私見
大手新聞社が必ずしも正しい訳ではありませんけど、大手の新聞社やNHKの情報を基本として考えるのが無難じゃないかな?彼らも間違った報道をしたり情報を捏造することもありますけど、正しい確率は高いのではないでしょうか。