最新医学の情報乱れ読み/2012-01-23
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ヨガは血圧にも糖尿病にも有益!
- 世界糖尿病会議(2011年12月4-8日)
- 高血圧合併の糖尿病患者に、1日1時間のヨガをしてもらったところ、3カ月後、収縮期血圧、拡張期血圧、空腹時血糖値の全てが有意に低下した。
- ヨガは、体位や身体姿勢が35分、呼吸法が10分、瞑想が10分行った。
- 試験開始時点では、収縮期・拡張期血圧、空腹時・食後血糖値に差はなかった。
- ヨガ群では、空腹時血糖値は155.86mg/dLから3カ月後には126.63 mg/dLに減少。
- 拡張期血圧は、90.57mmHgから85.49mmHgへ、収縮期血圧も141.71mmHgから132.23mmHgに減少した。
- 食後血糖値については、240.31mg/dLから208.74 mg/dLに減少したものの、有意差はなかった。
- ヨガを行わなかった群は、いずれの項目も、試験開始時と3カ月後では減少は認められなかった。
- ヨガの呼吸法で交感神経緊張を緩和し、副交感神経の活性を促し、コルチゾールを減少させ、ストレスを和らげる効果があることが関連しているのではないかと推察した。
- また、血圧減少効果の背景としては、ヨガの瞑想法がストレスを減少させる点が推察された。
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