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最新医学の情報乱れ読み/2012-03-17

Tag: 扁桃体

成人の「扁桃体」反応の特徴と幼児早期の気質

  • 新奇刺激に強い不快反応を示す乳児期男児では、成人になってもその傾向が持続することが分かった。

見知らぬ人の顔(写真)に対する「扁桃体」の活動性が高い。

2歳時に行動面で「抑制されていた」成人は、幼児期に行動面で「抑制されていなかった」成人に比べ、見知らぬ人の顔(写真)に対して、「扁桃体」の反応性が強いことが報告されいる。

4ヵ月齢時の新奇刺激に対する反応性に基づき、成人を分類し、扁桃体の反応性を比較。

この時期の(行動)表現型は環境要因や親の育児の影響をさほど受けていないため、ほぼ遺伝的な支配下にある神経機構を調べられる。

小児における反応性が高いか低いかの分類は、新奇の音・視覚刺激に対する泣き、過剰反応、体を後方に反らす行動(back arching)を基準に決定。

小児期の反応性が高かった男性は、低かった男性に比べ、見知らぬ人の顔(写真)をみたときに「扁桃体」の反応性が高かった。

女性では同様な関連は認められなかった。

Schwartz CE et al. A phenotype of early infancy predicts reactivity of the amygdala in male adults.
Mol Psychiatry 2011 Sep 6; [e-pub ahead of print].

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