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• 神奈川歯科大学顎口腔機能修復科学講座クラウンブリッジ補綴学分野（木本克彦教授）の川本翔一が、第13回日本ヒト脳機能マッピング学会で報告。

明治大学理工学部の小野弓絵准教授らとの共同研究。

対象は成人15人（男性11人，女性4人，年齢25～61歳，平均34.4±2.7歳）。

短期記憶課題である2-back課題（スクリーンに一定間隔で表示される文字が2文字前と一致しているかどうかを判別）を連続して4回行い、同課題の3回目と4回目の間に無味無香料ガムのチューイングを行った。

NIRSデータの解析では，各被験者でoxy-Hb濃度変化が最大であったチャネル位置を標準脳上に投射し、賦活した脳部位を同定。

その結果，2-back課題により下前頭回三角部〔ブロードマン45野（BA45）〕が賦活することが分かった。

次にBA45の活動を最もよく反映するチャネルのoxy-Hb変化量の最大値を2-back課題の試行ごとに比較し、ガムチューイングによる変化を調べた。

ガムチューイングは連続的な2-back課題の遂行によって低下したBA45の活動を回復させることが示された。
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