言たか放題/2015-06-15
Tag: Let' try.
嫌な出来事の心の持ち方
北九州で法事があり直方PAで休憩中、車に引っかき傷をつけられました。
いまどき、まだ、そんなことをする人がいるとは…
さて、ここからが心の問題となるのですが…
ここで、
「誰がしたんだ！」
「なんでこんなことをするのか！」
「何としても犯人を探し出してやるぞ！」
などと自分の心の中でグルグル考え始めてしまうと、
「自分で自分を痛めつける」状態となり、嫌な気持ちが持続してしまうことになります。
嫌な出来事はそのときの状態に影響を及ぼすにしても、
これから生じる楽しいことに直接的な影響を及ぼすことは、実はないのです。
嫌な気持ちから生じたネガティブな思考の反芻（繰り返し考え続けること）が、これから生じる楽しいことを楽しめなくしてしまうのです。
私の場合はどうだったでしょうか？
「え？なにこれ？ウソっ？！」
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『怒』
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「誰がしたんだ！」
↓
「なんでこんなことをするのか！」
↓
「何としても犯人を探し出してやるぞ！」
↓
「これから従兄弟たちとの再開を楽しみに北九州に1月分湖ところだったのに気分が台無しだ！」
↓
・・・・・
↓
あれ？
↓
嫌なことを嫌な方向にどんどん考えはじめて、嫌な考えを自己増幅させはじめようとしているぞ。
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いつも患者さんに言ってるよなぁ。
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嫌なことは嫌なこととして、そのままにしておいて、今まさにこのときこの場ですべきことするようしよう！
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嫌な考えを無理やり考えないようにしてもいけないぞ。
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思考を抑制するとあとでもっと嫌なこととして蘇ってきてもっと考えるようになるぞ。
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嫌な気持ちや考えはそのままにして、
↓
えーっと、今は何をすべきなんだろう？
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いま妻と母とPAでコーヒーしながら休息を取っているのだなあ…
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こんなことがなければ…妻や母との会話を楽しんでいるだろう。
↓
じゃあそうするか！
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【妻や母との会話】
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ふと会話が途切れ…
↓
「誰がしたんだ！」「どうしてこんなことをするのか！」
↓
あーっと、また考えているぞ！
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いかんいかん。
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いまは何をすべきはずだったんだろうか？
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そうかそうか、休憩の会話がひと段落ついて沈黙していたんだった…妻たちと穏やかに今日の親戚との再会についてのことを話そうと思っていたんだった。
↓
【会話】
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【★しばしの沈黙】
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「なんでこんあことを…」あっ、また考え始めたぞ！
↓
じぁ、ちょっと考えてみるか。
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えーっと、傷はおよそ15センチ…縦に直線状でスムースな直線で…深さは爪がひっかる程度…ひっかるからコンパウンドで磨いても修復は不可能だな…塗装にだす必要があるていどか…しかし意図的にするおときは過去の犯例がらすると横キズで軌跡はスムーズでなく波打っていることが多いよな…意図的に傷つけた可能性は否定できないけど…でも意図せずカバンなどを落としたとき偶々金具で傷ついた可能性もあるなぁ…こどもがぐずって持っていた金属のついたおもちゃを思いっきり下に振り下げたときに当たった可能性も考えられるなぁ…etc.etc.…
↓
まあ、考えて考えて考え抜いて、
・キズが治るならいくら考えてもいいけど…
・犯人が見つかるとか傷のついた場面を見ることができるのならいくら考えてもいいけど…
・考えれば考えるほど気分が悪くなるぞ…
・気分が悪くなればこれから再会する従兄弟たちとの邂逅も楽しめなくなるなあ…
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考えても何もいいことはないよなぁ。
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そうそう、考えを無理やり抑制するともっと考えることになるのだったなぁ！
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嫌な気持ちはそのままにして…と。
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さて、結果は？
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