言たか放題/2015-10-02
遅読か速読か?
投資効率というような観点で読書を眺めてみると…
読書のベネフィット=学び÷読書時間
とでも表されるでしょうか?
フォーカスリーデイングの寺田昌嗣氏によれば、
読書の投資効果=「(著者の力×あなたの経験値)÷読書にかけたコスト」×あなたのビジネス力
すなわち、
読書の利益=(本の内容の質×読者の予備知識)÷読書にかけた時間
ということになります。
多くの識者が、
予備知識があればあるほど早く読める!
知らない領域の本は速読できない!
と述べています。
上記の式に当てはめて考えてみますと、
分子に来る「本の内容の質×読者の予備知識」の、
予備知識がなければ、本を丹念に読んで、その本の内容である新しい知識を、
理解できるように読まなければ得るものは殆どないということです。
全く知らない領域の本は、速読することは諦めて、シッカリ内容を把握できるように読む必要があるのです。
本を読むこと自体が目的にならないように注意せねばなりません。
娯楽や読書に悦楽を求める場合はこの限りではありませんが、
学ぶために読書するときは、読書の目的を明確にして、学びたい内容を把握できるような読み方が必要とされます。
結果として学びが得られるのであれば、遅読でも速読でもいいのではないでしょうか?
いや、読む本によって遅読と速読を使い分ける、
遅読も速読も!
で決まり!…?
個人的にはそう思うのですが、いかがでしょうか?