強迫性障害の治療
2013.08.11
カテゴリ:ふと知ったこと
強迫性障害の治療
強迫性障害…
本当に不思議な病気。
その中でも一際厄介なのは、観念強迫じゃないかな?
SSRIという抗うつ薬が有効というけど、著効する人は殆どいない。
SSRIは脳内のセロトニンを増やしてうつを治す薬だけど、強迫性障害患者の脳内でセロトニンが不足しているというエビデンス(研究報告)は殆どないらしい。
薬物療法と暴露反応妨害法が治療の両輪だが、両者の併用が、それぞれを単独で行うより効果的であるという報告もまた殆どないという。
暴露反応妨害法とは、いい加減な言い方をするなら、ひたすら苦痛な強迫観念を考え続けることで症状を改善させるという拷問のような治療法である。
苦痛をリラクゼーション法で和らげる訓練、瞑想により苦痛をあるがままに眺めてみる修行が必須!
実行してくれる患者さんは治る?
いやいや、これはそんな簡単な話じゃない。
確実に実行してくれれば治る確率が上がる!
しかし、日々実行してくれる人の何と少ないことか…
大切な自助努力をし切れない人に、SSRIと漢方薬+MS+DAが効く?かな?
結構、効果があります。
ただ、保険適応外処方なので自費診療になりますが…