大学病院外来受診制限?
大学病院外来受診制限?
Tag: 医療状況
大学病院の外来が入院医療を圧迫し医師の疲弊を招いています。
情報源:m3.com
厚生労働省の社会保障審議会医療部会が、特定機能病院と地域医療支援病院のあり方について議論しました。
特定機能病院の外来患者数が増え、高度な医療の実践に妨げになり、大学病院勤務医の過重労働を招いているとしています。
これは、わたしが大学病院で勤務していたころから問題となっていました。
外来患者の制限を目的として、大学病院の外来受診者の自己負担を5割にしようという案も出されたことがありました。
医療レベルの高さや、緊急時に救急医療をしているので安心という患者心理から、大学病院で見る必要のない患者さんも多く受診していたのは事実でした。
これが、特定機能病院の高度な医療の提供という明確な目的を阻害しているというのです。
そのため、外来は、紹介状を持ち、しかもその紹介状が特定機能病院の受診に見合う難しい病態の患者さんに限るなど、思い切って法規制で踏み込むことが必要ではないかとの意見もだされたといいます。
はるか以前から議論されていることが、はたして現実の対応がなされるかはまだまだ不透明です。
しかし、これが法制化されれば、紹介状を書いて受診したが、高額の自費負担を強いられたということが生じるかもしれません。
いいか悪いか、みなさんのご意見はいかがでしょうか?