大変でした…
大変でした…
Tag: 診療報酬改定
昨日は、さすがにワタシも混乱気味。
4月2日は、診療報酬改定後はじめての診療。
患者さんにとっても、変化(違和感?)を感じられた方が多かったのではないでしょうか。
シッカリと説明できたか少し心配です。
診療の質など治療に変化はありません。
精神科クリニックで大きく変わったのが、まずは診察後に支払う自己負担金です。
今までは、1400円~1760円だったものが、1410円~1770円と、多くの方で10円自己負担が増えるような改定となったのです。
これは、一般名処方といって、処方箋を商品名でなく薬剤の成分名で表記することで、処方箋交付時の点数がアップされたためです。
政府の後発品薬剤への処方誘導=医療費の低費用化政策の一環です。
患者さんにとっては、クリニックで支払う自己負担金は増えますが、薬局で支払うお薬代が安くなるため、総支払額が減るというメリットがあります。
薬局側では、一般名で処方されているので、薬剤の銘柄(商品名)を自由に提供できるというメリットが生じます。
さらに薬局側が、「----安定剤」を「****安定剤」に替えましたという連絡をクリニックにしなくてもよくなるというメリットも生じます。
一方で、患者さんは、見慣れてきた商品名の薬剤から一般名で処方されることになって、薬の名前が違うけど大丈夫だろうか?と思ってしまいがちになります。
そこで、処方する医師が、丁寧に「成分名なので同じお薬である」「今までと同じお薬でもらうことができる」「自己負担金の安いお薬でもらうこともできる」「医師に問い合わせなくとも、薬剤師さんと患者さんで薬を選択できる」などの点をキッチリと説明する必要が生じてきます。
国民に医療費節減意識を持ってもらおうとの意図もあるのでしょうか?
医師と患者さんも繋がりは強くなりそうです!