たかが不眠と侮ることなかれ
2012.04.20
カテゴリ:ブログ
たかが不眠と侮ることなかれ
Tag: 不眠
不眠は症状が一人歩きすることが多いのです!
不眠は、単独で発症するよりも「うつ病」などに合併して生じることの方が遥かに多いのが現実です。
時にストレス性に不眠が生じることもあります。
この不眠が、結構曲者。
ストレス要因が消失したあとでも、不眠が残ることがあります。
不眠恐怖症になるのが主因ですが、稀に隠されていた無意識の葛藤が顕在化し、不眠が持続することもあるようです。
このような場合、切欠となった直接的ストレスが消失したのちにも、不眠が持続することになるのです。
新たなストレス要因が生じることになってしまうのです。
改善するためには、この新たな不眠の心理メカニズムを理解して、睡眠導入剤を徐々に調整し、不眠をコントロールできる感覚をつけて行くことが重要です。
顕在化した葛藤は、言語化による解除が必要になります。
たかが不眠と侮らず、専門医の診療を受けることをお勧めします。