儲け主義?
2013.03.11
カテゴリ:ふと知ったこと
儲け主義?
某株式会社が、復職支援事業を始めるのだとか。
料金発生対象は患者さんではなく、健康保険組合等というが、この「等」というのには企業が入っているのでしょうね。
全国健康保険協会の平成23年度現金給付受給者状況調査報告によれば、傷病手当金をもらって休職中の患者さんの4分の1強は、精神疾患によるものとか。
「健康保険組合が負担する傷病手当金の軽減に寄与すると共に、一人でも多くの精神疾患を抱える方々の職場復帰を支援」というのがビジネスモデルの趣旨と発表されている。
休職者の病状を正確に把握する、ストレス対処プログラムや認知行動療法等の実施、重病化が懸念される場合に臨床心理士による訪問カウンセリングを行うというのは良しとして、その料金に驚愕する。
電話指導1回8,000円、訪問カウンセリングにいたっては1回で50,000円!
こんなメチャクチャな料金、誰が払うのか?
国保が利用するとは思えない。
企業と母体の違う協会健保も依頼する筋合いがないというか、患者さん側からすれば人権蹂躙になりかねない。
残るは、大企業しか持っていない組合健保のみ?
弱みにつけこんで、無知な大企業から取れだけ取ってやろうビジネスモデル?
そんな陰口を叩かれないよう、早期復職の実績を出し続けることを期待したい。