睡眠薬の減らし方:薬剤テーパリングプログラムとは?
睡眠薬の減らし方:薬剤テーパリングプログラムとは?
睡眠薬、正確には睡眠導入剤と言いますが、この睡眠薬には依存性があります。
正確なエビデンス(学術的根拠)は調べてはいないのですが、人により2週間〜2か月間、毎日睡眠薬を服用していると依存性ができてしまうような印象です。
依存性ができてしまうと、睡眠薬を服用しないと眠れないのではないか?という不安が生じるようになってきます。
また、依存性とは別に「反跳性不眠」といって、心も体も眠れるようになっているにもかかわらず、急に睡眠薬を止めてしまうと眠れないという現象まで生じてくるものです。
ここでは依存性と反跳性不眠から解放されて、睡眠薬を外せるようになる方法を解説しています。
睡眠薬の外し方:薬剤漸減プログラム
依存性ができてしまうと睡眠薬を外すのは難しいのですけれど、徐々にゆっくりと減薬していけば睡眠薬を飲まなくても眠れるようになるものです。このゆっくり外していく方法を「薬剤漸減プログラム」と言い、以下のようなやり方になります。
薬を減らさない時期
お薬を使用しているのなら、まずは十分な睡眠がとれる状態を作って、それを1〜3カ月持続させて眠れない状態えの苦痛を和らげておく必要があります。
眠れない状態が長く続けば眠れないことへの不安が強まって、不眠恐怖症のような状態となってしまいます。不眠恐怖になってしまうと、「睡眠薬を飲む=眠れる」「睡眠薬を飲まない=眠れない」