ちょっと、「?」な報告です。
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大きなフォークで食べるとダイエットできる???
掲載論文;米学術誌「Journal of Consumer Research」
何ヶ月か前でしょうか。
テレビの番組内実験で、小さなスプーンでカレーを食べると、普通のスプーンで食べるよりも摂食量が減るという放送がありました。
確か、口の中のカレーライスがなくなるまで、新たにカレーライスを口に入れないというルールを守るというものでした。
これとは逆に、大きいフォークで食べると小さなフォークで食べるより、摂食量が減るという実験結果が報告されました。
あるイタリア料理店で大皿に食事を盛って、通常使用されているフォークより20%多めに刺すことができる大きいフォークと、通常のフォークより20%少なめにしか刺すことができない小さいフォークで食事をさせたところ、大きいフォークを使った人の方が、小さいフォークを使った人よりも摂食量が少なかったというのです。
レストランに行く客は「空腹を満たす」という目標を持ってレストランに行くため、小さいフォークでは「空腹を満たす」という目的を達成することにおいて、大きく前進していないという気持ちを抱かせるため、大きいフォークで食べた場合よりもたくさん食べてしまうというのです。
わたしたちの常識からすれば、ゆっくりよく噛んで食べれば満腹中枢が機能し始め、より少ない量で満腹感を感じるので摂食量が少なくなるはずです。
上記の理由付けのほかに、小さなフォークで食べると、口に入る量が少なくなるので、あまり噛まずに飲み込んでしまう場合は、満腹中枢が機能する前にたくさん食べてしまうのかも知れません。
果たして大きなスプーンやフォークで食べるほうが、摂食量が少なくなるのか多くなるのか、 どうなんでしょうか?