オミクロンBA5株の特徴と防御方法
オミクロンBA5株の特徴と防御方法
オミクロンBA5株はBA1株やBA2株に比べ重症化リスクが高いと言われていますけど、本当なのか?症状に違いがあるのか?ということについて書いたサイトがあったので紹介します。それはエール大学(米国)のサイトです。
BA5株の概要
BA5が最初に確認されたのは南アフリカでしたけど、エール大学(米国)の新型コロナウイルスに関するホームページによれば、南アフリカの初期の報告では、BA5感染で
- 「かなりきつい倦怠感」は生じる
- 「味覚や臭覚の障害」は認められていない
とのこと。
CDC(米国の疾病対策予防センター)の見解
BA5株の感染では、デルタ株などの今までのコロナウイルスより、
- 感染拡大はより起こりやすい
- 入院および死亡の割合は少ない
- 入院期間も短い
ことが分かっていようです(2022年1月の報告)。けれど、現在の状況では入院が必要であったり死に至る人も認められるのも事実です。感染防御の自衛手段を講じる必要のあることは言うまでもありません。
自分を新型コロナウイルスBA5株から守る方法
2022年2月25日に更新されたCDC(米国の疾病対策予防センター)の情報から、BA5株に対する感染予防指針を以下に列記します。
- ワクチンを接種する
- 室内や公共の場では他人から約1.8メート(6 feet)距離をとる
- 人混みや換気の悪い場所を避ける
- PCR検査を受け他人への感染を防ぐ
- こまめに手を洗う
- 石鹸と水で洗う
- 20秒以上洗う
- 食事や炊事のとき
- 顔を触る前
- トイレの後
- 公共の場にいて帰るとき
- 鼻をかんだり咳・くしゃみをしたとき
- 自分のマスクを触ったとき
- オムツや尿便漏れパッドを替えたとき
- 他人の杖を触ったとき
- ペットや動物を触ったとき
- 自分の目や鼻・口を手洗いしていない手で触らない
- 石鹸と水がないときは60%以上の濃度のアルコールで洗う
- 手のすべての表面を消毒する
- アルコールが完全に乾くまで待つ
- 咳やくしゃみをするときカバーして飛散を防ぐ
- 自宅で手に触れる場所を清潔にしておく
- とくにお客さんが入ってきた後など
- テーブル
- ドアノブ
- 電気のスイッチ
- 机
- 電話機
- カウンター
- キーボード
- トイレ
- 水道の栓
- シンク
などなどです。
そして、自分の症状をモニターすることを推奨しています。次のような症状に注意を払うべきだとしています。
- 発熱
- 咳
- その他の新型コロナウイルス感染症の症状
- 倦怠感
- 味覚障害
- 臭覚障害
などでしょうか。
私見
オミクロンのBA5株は初期のオミクロン株(BA1やBA2)よりも感染しやすいことは確かなようですけど、BA1やBA2よりも現在のところ重症化しやすいとは言えないようです。ウイルスを宿主である人間を滅ぼしてしまえば自分たちも生存し得なくなるので、感染性が高いウイルスは致死性が高くあってはならないというのが自然の摂理(神の意志?)でしょう。現在の爆発的な感染拡大にひるまず、感染対策を十分行いながら経済活動を活性化していくウィズ・コロナを進展させる時期ではないかと思っています。
ただし、外食には注意が必要です。形だけでほとんど意味のないパーテーション設定や換気の不十分さ、大声で接客するスタッフ、顎マスクのスタッフ、大声で会話するお客さんなどなど、外食店での感染対策は不十分だと言わざるを得ません。この点は心に留め置く必要があると感じています。