ちょっとした運動だけでも寿命がのびるって本当?
ちょっとした運動だけでも寿命がのびるって本当?
以前に「過ぎたるは及ばざるがごとし?運動のし過ぎは体に悪い!」という記事を書きましたけど、最小限の運動でも効果が期待できるという報告があったので記事にします。運動と寿命の関係について41万6175人を平均8年間追跡調査した国家衛生研究院(台湾)の研究です。
結果の概要
中程度の運動を週に92分もしくは毎日15分する人(低運動の量グループ)は、ほとんど運動しない人に比べて、
- 死亡率が14%ほど低い
- 平均寿命が3年ほど長い
ということが分かったそうです。
また、低運動の量グループでは、1日の運動時間が15分増えるごとに
- 死亡率が4%ずつ低下する
- 癌による死亡率が1%ずつ低下する
ということも分かりました。
なお、中等度の運動とはウォーキングなどの運動を指します。
たとえ15分といえども、毎日、運動することは大切と言うことを証明するような研究結果ですね ^ - ^
情報源
Chi Pang Wen et al.,Minimum amount of physical activity for reduced mortality and extended life expectancy: a prospective cohort study.,Lancet. 2011 Oct 1;378(9798):1244-53. doi: 10.1016/S0140-6736(11)60749-6. Epub 2011 Aug 16.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21846575/